季節の一枚

最近の撮影より


山寺
山寺 《平成30年2月下旬》
機材を一新して三年振りの東北、今回も米沢を中心としての旅になりました。 ところが本来は、と言うか白河に寄り道していた時点では、仙山線の宮城山形県境周辺の旅の予定ではあったのですが・・・
その後の諸事情や心境の変化もあり、勝手気ままな予定変更となりましたが、ここ山寺は米沢からも行き易く、PC19mmを入手した現在、逃がせない撮影地として訪問しています。
現地へは早朝に到着、事前情報では開門は八時との事なので、周辺で適当に撮影してから山門へ。 通常の風景撮影ならば、そこからそんなに急ぐ必要はないのですが、鉄道と絡めようと思うとそちらの時刻に合わせなくてはなりません。 八時台は上下線とも十五分頃の通過。 それを逃すと一時間後、以下同様・・・
時間少し前に来てみると、受付は無人で立て札には時間外の登山は禁止とあり。 けれども小さな料金箱が設置してあり、時間外の方はこちらへ、との表示もあるので、迷わず参拝料金を入れて参道を急ぎました。
この参道は二回目なので勝手は知らない訳ではなく、所用およそ十五分との見積。 こんな事ならばもう十分早く来るべきだった・・・なんて考えていたけれども、それより何より足元は数日前の大雪で、石段がほとんど坂道と化している。 それだけならば決定的な問題ではないのだけれど、参拝者の踏み固めで凍り付いているのが大問題。 スパイク長靴を履いて来るべきだった、と思っても後の祭り、通常の様に歩みを進められない個所多発で、挙句の果てにはすってんころりん! 写真家の本能で機材は守りましたが・・・
展望の五大堂に着く頃には心拍数も上がり切っていましたが、どうにかこうにか時間前に到着。 急いで機材を準備して、前回の画角で撮影には何とか間に合いました。 が、急いでいた為に、お堂の一部が写り込んでいてやや失敗作。 同様の画角で微修正を加え一時間待ち。 その頃には観光客もちらほら到着。 春節の時期でもあり、ほぼ全員が中国人か台湾人(区別がつきません)。 皆、靴に軽アイゼンの様な物を付けていました。
三本目(三時間目)は雰囲気を変え、お堂の一部を敢えて取り込むこの画角。 丁度レンズへの直射光も庇で遮られる時間帯。 実は、この画角をいざこざ無く撮る為に平日早朝からの撮影に臨んだのですが、時既に十時。 前述の様な悪条件の参道で、来観者が少なく助かりました。
下山の頃には関係者の懸命の除雪で歩き易くなっている区間も出来て、それでも超危険地帯は手摺が頼りの無様な下り。 帰りも一度すってんころりん。 今回も無事写真家本能が機能しました!


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